『小さな声の向こうに』(文藝春秋)2024年4月9日発売

 なにかを美しいと感じると呼吸が深くなる──。
 

・秋の夕暮れ、桔梗の花

・古く美しい暮らしは、なぜ消えた?

・弱った心にてきめんに効く、欲しかった言葉

・スープストックで休ませて

・〝意識高い系〟おんなともだち

・“Farsickness”それは遠い場所への憧れ
・誰もが静寂の奏者となるこの場所で……etc.

『ここじゃない世界に行きたかった』(文藝春秋)2021年2月25日発売

「バズライター」が自分を取り戻すために綴り続けた文章は、ゆっくりと静謐で美しかった。ここじゃない場所へ移動できないときにも、世界を閉ざさないためのしなやかな本がある。

──ブレイディみかこ



日本の内側にも外側にもぽんぽんと弾んで飛びだしてゆく、ゴムまりを思わせるエッセイ集。まっすぐに思索し、いまという時代を映す勇敢なゴムまりである。

──江國香織


不安定な若さを綴りながら不確実な自分と向き合う

──平松洋子



塩谷さんの目を通してみた世界とはこんなにも美しいのか、と嫉妬にも似た気持ちを抱いた。

──タレント/小説家 宮田愛萌(現代小説 2021年5,6月号)



たとえようもなく不安で、足下が不確かな中で日々もがいている人に、この本を読んでほしい。

──「読書室」主宰 三砂慶明



自分の頭で考え、感受性を全開にして世界と向き合う力は、人間に与えられた最高のギフトなのだと、この本を読んで思う。

──ライター 樺山美夏



丁寧な暮らしとよく言うけれど、エッセイ集を読んでいると彼女が、いいことも悪いことも懇切丁寧に思考を整理して自分の中に落とし込んでいく様子がみられて本当に感動する。

─漫画家 二ノ宮知子



同じ世界にいて、同じものを見ているようでいて、全く違っている。(略)そしてまた、私から見えている世界を私なりにとらえること、自分の視点にしっかりと自信を持って表現していかねば!と思った一冊でした。

──Superfly 越智志帆